先日、ヤマハ横浜みなとみらい店さんで、初めてのセミナーを開催しました。
当日はスタッフの方も含めて30名近くの方にご参加いただき、会場いっぱいに熱気のある時間となりました。
ご参加頂いた先生方、スタッフの皆様、ありがとうございました。
その日のレッスンから使えるアプローチを届けたい
実はこの日の朝、かなり緊張していました。
というより、緊張しすぎて朝ごはんが食べられなかったくらいです。
ウィダーゼリーだけ握りしめて会場に向かったほど、私にとってこのセミナーは大きな意味のある時間でした。
ちゃんと伝えられるかな。
来てくださった先生方にとって、良い時間になるかな。
その日からのレッスンが少しでも変わるきっかけになるかな。
そんなことを考えながら会場に向かいました。

そして会場に到着してすぐ、担当編集さんがうれしそうに声をかけてくださいました。
「昨日、3刷が決まりました!あちこちで売り切れになっていて、とても勢いよく動いています!」
その言葉を聞いた瞬間、本当にうれしくて、胸の奥からじわっと込み上げてくるものがありました。

この本は、私にとって本当に特別な一冊です。
ただ知識をまとめたかったわけではなく、
現場で本当に役立つ形で届けたい。
目の前の子どもたちの「わかる」「できる」「楽しい」につながるものを、ちゃんと言葉にしたい。
そんな思いで、ひとつひとつ積み上げてきた本でした。
睡眠もかなり削りながら、
とにかく書き切りたい、いや、書き切るんだと思って、必死に向き合っていた時間でもあります。
振り返ると、あの数ヶ月は、生活のいろんなことを後回しにしてでも、ちゃんと形にしたかった。
現場の先生方にとって、本当に使えるものを作りたかった。
だからこそ、こうして必要としてくださる方がいて、
実際に手に取っていただけて、さらに3刷まで決まったことが本当にうれしかったです。
(そしてそのタイミングで、実際に先生方に直接お伝えできる場があったこと。
私にとって、忘れられない1日になりました。)
「生徒の気持ちがわかりました」体験型セミナーにする理由
今回のセミナーで扱ったのは、
ソルフェージュをどう日々のレッスンに活かすか。
でも、これはただ「ソルフェージュを学びましょう」という話ではありません。
現場では、こんなお悩みをよく耳にします。
- 生徒さんがなかなか楽譜を読めない
- 読めても音楽的な演奏につながらない
- リズムや音感をどうレッスンに入れたらいいかわからない
- ソルフェージュが大事なのはわかるけれど、実際どう活かせばいいのかわからない
- なんとなく取り入れてはいるけれど、これでいいのか自信が持てない
こうした悩みは、決して一部の先生だけのものではなく、
多くの先生方が日々のレッスンの中で感じていることだと思います。
だから今回お伝えしたのは、
ただ理論として正しいことではなく、
- その日のレッスンでそのまま使えること
- 子どもたちの反応が変わること
- 先生自身の見方が変わること
そこまで含めて持ち帰っていただける内容を心がけました。

私がずっと伝えたいのは、
ソルフェージュは、一部の限られた人のためのものでも、受験のためだけのものでもない、ということです。
本来ソルフェージュは、
子どもたちの
- わかる
- できる
- 楽しい
- 表現できる
を支える、とても大切な土台だと思っています。
楽譜を読むことと、音楽を楽しむことは別ではなく、
“読める”ことが“感じる”ことにつながり、
“感じる”ことが“表現する”ことにつながっていく。
そこがつながると、見えてくる景色は本当に変わります。
だから私は、ソルフェージュの学びを“専門的なもの”として閉じ込めるのではなく、
現場で使えるものとして届けたいと、ずっと思ってきました。
当日は、ご参加くださった先生方の真剣なまなざしや、
何度もうなずきながら聞いてくださる姿、
たくさんメモを取りながら、
ご自身のレッスンに置き換えて考えてくださっている様子がとても印象的でした。

セミナー後には、たくさんのアンケートも集まりました。
その中には、
- 「ソルフェージュの見方が変わった」
- 「感性を育てる学びなのだと初めて腑に落ちた」
- 「身体を使うことで理解が深まるのを体感できた」
- 「明日からのレッスンで取り入れたいことがたくさんあった」
- 「楽しいのに深くて、すぐ実践できる内容だった」
といったお声が並んでいました。
特にうれしかったのは、
“よかった・面白かった”で終わるのではなく、
“すぐレッスンでやってみたい”という前向きな反応が多かったこと!
そしてヤマハのセミナー担当の方からも、
「こんなに普段アンケートが集まることはないです。それだけみなさんの胸を打ったセミナーだったと思います」
と声をかけていただきました。
(その言葉もまた、本当にうれしかったです。)

今回あらためて強く感じたのは、
ソルフェージュを、特別なお勉強としてではなく、
日々のレッスンの中で、
生徒さんの「わかる」「できる」「楽しい」につなげていく学びとして届けていくこと。
それは、今まさに多くの先生方が求めていることなのだと、
横浜での時間を通して実感しました。
こうした学びを、必要としてくださる地域にも、少しずつ届けていけたらうれしいです。

もしお近くの地域でも開催を希望してくださる方がいらっしゃいましたら、各店のご担当者さまへお声を届けていただけたらうれしいです。

