47名で歌うと、音階もひとつの音楽になる
この日の中でも、特に印象的だったのが、皆さんと一緒に歌った時間です。
47名でカノンを歌い、視唱にも挑戦。
会場に広がったハーモニーがあまりにも美しく、思わずうっとりしてしまうほどでした。
参加された先生からも、
♪ 「皆で一体になって実際に歌うと、ハーモニーが綺麗で感動しました」
♪ 「特にハモリの共鳴が心に残りました」
♪ 「音階でカノンがとても美しい響きで素敵でした」
という声をいただきました。
音階ひとつでも、誰かと音を重ね、響きを聴き合えば、そこにはちゃんと音楽が生まれます。
音を正しく取るためだけではなく、
音楽そのものを感じるためのソルフェージュ。
それを、会場全体で体感した時間でした。
頭で「わかる」と、身体で「わかる」は違う
今回も〈読譜・リズム・音感〉をテーマに、実際に手や足を動かしながら学んでいきました。
すると、
♪ 「1個飛ばし、スタート地点が違うと難しい!」
♪ 「音楽に慣れていても、複数のことを同時にすると難しい」
♪ 「思っていた以上に頭も身体も使いました」
という声がたくさん。
普段は先生として教えている皆さんが、“生徒の立場”になった瞬間です。
ある先生は、
「今日の私たちの混乱と同じような感覚を、
生徒たちは常に持って取り組んでいるのだと再認識しました」
と書いてくださいました。
頭では簡単そうに思えることでも、実際にやってみると意外と難しい。
ちょっと難しい。
でも、できそう。
だからこそ、そのハードルを細かくつくることや、ひとつのことをいろいろな角度から体験することが大切なのだと感じます。
一つの学びを、点で終わらせない
終了後のアンケートで多かったのが、
「ひとつのことから、こんなにいろいろなアプローチができることに驚いた」
という声でした。
● ドレミを上行だけでなく下降でも言ってみる。
● 線と間を声だけではなく手拍子や動作と組み合わせる。
● 音階を歌いながら、身体で全音・半音の感覚を意識する。
● 楽譜をただ読むのではなく、「自分で気づく」「自分でルールを考える」という視点を加える。
一つひとつはとてもシンプルなこと。
でも、それをどう組み合わせ、どう発展させるかで、学びはどんどん広がっていきます。
参加された先生からは、
♪ 「点を面にする、という言葉がとても腑に落ちました」
♪ 「一つのことに対して、いろいろな楽しみ方で飽きないようにアプローチされていたのが印象に残りました」
という声もいただきました。
知識を覚えることがゴールではなく、その知識が、音楽の中でどうつながっていくのか。
そこまで体験していくことが、ソルフェージュの面白さなのだと思います。
ソルフェージュを、ピアノとは別に行う“特別なお勉強”にしないこと。
歌う。動く。気づく。考える。
そんな小さな体験を日々のレッスンに少しずつ入れていくことで、読譜やリズム、音感が演奏そのものにつながっていきます。
実際に、
「帰宅してすぐ、レッスンで音階を歌わせたり、線の音を覚えたりしてみました。楽しくできました」
という嬉しい報告も届きました。
リアルで一緒に学ぶからこそ
オンラインでも学べる時代ですが、今回改めて感じたのは、同じ場所に集まって学ぶことの力でした。
先生方と一緒に歌う。
同じ課題に挑戦して、同じところで「難しい!」と笑う。
隣の人の声や音を聴きながら、ひとつのハーモニーをつくる。
参加された先生からも、
♪ 「会場の一体感が素敵でした」
♪ 「リアル講座で大勢の先生方と実践することで、生徒の気持ちになれました」
♪ 「オンラインで受講していますが、リアルは未佳先生の熱量が直に伝わって、とても楽しかったです」
という声をいただきました。
知識を学ぶだけではなく、一緒に感じること。
一緒に音楽をつくること。
銀座での47名の先生方との時間を通して、改めてソルフェージュをリアルでお届けする喜びを感じました。
ご参加くださった皆さま、そして開催に関わってくださった皆さま、
本当にありがとうございました。
この日の学びが、それぞれの教室で、
「わかった!」
「できた!」
「音楽って楽しい!」
につながっていくことを願っています。

